情熱大陸

妹が「情熱大陸」を撮り貯めて送ってくれた。1回分ずつチビチビ見ればいいものを、我慢できなくて一気に6話とか。

バングラディッシュでカバンを作り、日本でお店を開いているという若手のバッグデザイナー。何度かお金を持ち逃げされたり、パスポートを盗まれたりしたという彼女に「そこまでされてなんでバングラディッシュに居続けるのか?」とスタッフが質問した。長い沈黙の後「やっぱり諦めたくなかったから、出来るまでやるって決めたんです」と。「無謀な試みと言われたこともあるけど、そうかな。みんな知らないだけじゃないかな。ほんとはこの国の人たちもできるってことを。」この最後の言葉がものすごく響いた。

私も時々諦めそうになる。途上国だから無理だって思いそうになる。でもそうじゃない。きっとそうじゃない。この国の人たちだってできる。諦めるくらいなら最初からこんなところになきゃいい。緩みかけていた私の入り口をギュッと締め直す言葉だった。

今週末の情熱大陸500回記念で20歳前後の若手が何人か出るらしいんだけど、カンボジアで出会った一回り年下の友達、安田菜津紀ちゃんも取り上げられます。当時は高校生だった彼女も今は大学生兼フォトジャーナリスト。日本にいる方、見てみて下さい!