やっとこさ

tomokito2007-07-31

自分の震える声を聞きながら20分ほどのプレゼンテーション。途中で話す順番を間違えて頭が真っ白になってからは、自分が何をどう話したのかよく覚えていないが、とりあえず終わったのでよしとしよう。こういう公式の場でも、怖気ず、焦らず、堂々と話せるようになりたいもんだ。

今回の出張の山は今日で終了。一山越えたので、夜やっとグアテマラの家族と親友に会いに行く。2年間を過ごした家に足を踏み入れただけで、昔のここでの生活が走馬灯のように駆け巡って、何故だか分からないけど泣いてしまった。多分それは、みんなに久しぶりに会えた嬉しさもあるけれど、それよりもむしろ1年前に亡くなった大好きだったおばあちゃんの影が見当たらなかったからなんだと思う。食堂の椅子に腰掛けたり、いつものベットの上にあぐらをかいて座ったりしながらタバコをふかしていたおばあちゃん。家族によると、自分が死んだことに気がつかなかっただろうと思われるくらいにこてんと死んだ。苦しんだのはほんの数日で、酸素マスクをしながらも、たまにタバコを吸っていたと言う。ある日起きたら、横になったまま幸せそうに眠ったまま死んでいたんだそうだ。2年間を過ごしたこの家には、あちらこちらにおばあちゃんの匂いが残っている。

とにかく、お母さんや妹のLuisa、お兄ちゃんのHugoとその家族だけでなく、大好きなTia Juliや男前になったMateoなど、一気に色んな人に会えて本当に嬉しかった。あまりの興奮に泣いたり笑ったり、自分の感情が追いつかなったくらいだ。

さらにグアテマラでほぼ毎日を一緒に過ごしたGinaの新しい家で昔の写真とか。トモコにもらった写真とかベルトとかお面とか大事においてるよ、って見せてくれたけど、これ全部私があげたんだっけ?うーむ。なんで、おちょぼ口の女の人のお面なんかをあげたんだろう。当時の自分の思考回路が分からない。

あまりの睡眠不足で酸欠状態だけど、みんなに会えた嬉しさで酸素を補っている。まだまだ会いたい人たちはたくさんいるんだけど、時間が全然足りないよ。