日本美術が笑う

tomokito2007-04-28

友達の旦那さんから森美術館六本木ヒルズ展望台の招待チケットをもらったので、行ってみる。今回の展覧会は「日本美術が笑う」展。若沖、白隠円空、劉生など、縄文から20世紀までの日本美術の笑いを追っているもの。日本美術に精通しているわけではないんだけど、想像していたよりユーモアのある作品が多く楽しかった。

笑いのある作品は、作っている方にもそして鑑賞する方にも笑みをもたらす。それは、ぶっと吹き出す笑いであったり、くすっと笑いがこぼれるほほえましいものであったり、にまっと笑わされる皮肉だったり色々なんだけど、笑うことに関しては国も時代も関係ないのだ。おならの大きさで米俵をどれだけ飛ばせるかを競っている「放屁合戦」の絵巻なんて、もうそれはそれはすごかったんだから。

テロや戦争で憎悪が渦巻いている世の中だからこそ、笑いをよびおこすようなこんな美術が世の中にもっと広まっていくといいな。